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◆ 国際結婚・新婚生活 ◆

最終検査結果

~最終検査結果~



超音波の後、膀胱がもうパンパンだったのですぐにトイレに駆け込み、トイレの後は他の個室に来るようにと医師から言われました。

妊婦さん用にと、皮の一人掛けようの立派なソファに座らされ、その横に普通の椅子に座ったダーリン、前に先生の椅子に座った医師、斜め前に遺伝子などの専門の医師によって色々説明がありました。

これは日記にも書いたのですが、随分衝撃的なものでした。

まず、一番心配されていた心臓について話をされました。

前にも言った通り、心臓の下の部分の1つの部屋が機能してないとのこと。

機能してないため、発達していなく手術をしないと治らないと言われました。

この手術の成功率は80%。

その次に話されたのは、指のこと。

手の指が6本と言われていたのですが、足の指が6本づつあったみたいです。

そして先生が残念そうな顔をしながら、『それともうひとつ・・・』と言いました。

『実は、脳の一部が上手く発達できてないんです。脳の一部がとても小さくて・・・。この病気は心臓も、指も脳も実は全部関係していて、だから心臓も上手く発達していなくて、指も6本で、脳の一部も発達していないの。超音波ではまだ見えていないけど生まれてきてもっと他のところにも異常がある可能性が高いのよ。。。心臓だけだったら80%の確立で治るんだけど、脳にも異常がある場合、生存確率はほぼゼロに近いんです。この病気はダンディーウォーカーシンドロームと言います。もしこのまま妊娠を続けたかったらこのまま続けるという選択もあります。ただし生まれて数時間しか生きられないと思います。とても辛い選択だとは思いますが、二人で良く話し合って見てください。』

もう私はショックでした。

何も返す言葉がありませんでした。

ただ涙がこぼれてきて、先生達がティッシュをくれ、先生達も一生懸命真剣に話してくれました。

自分が今聞いてることはほんとうなの??

それとも私の聞き間違え??

ほんとうにそんな感じでした。

泣いていたし、全て事実だっていうことに心のどこかでは分かっていたのだと思います。

『羊水を取って遺伝子などの検査をしてみましょう。時間がないので簡単なテストになっちゃうけど。。。』

その日にお腹から注射で羊水を取り出しました。


私が住んでいるところの州の法律で23週以降は中絶は法律違反になるらしいです。

私はそのとき22週4日目でした。

あと二日以内にどうするか選択しなくてはいけない、という時間との戦いでした。


私は先生の話を聞きながらもボロボロ泣いていたのですが、ダーリンはずっと我慢してました。

診察から出て、人目もはばからず泣いてる私にダーリンはもうちょっとで病院から出るから我慢してといいながら私の顔を隠しながら早歩きで病院を出ました。

私が泣いてるところを人が見ていようと、私には全然関係ありませんでした。

もはや私の目に他人は写ってませんでした。

病院に出た途端にダーリンも声を出して泣き、二人で車の中でただひたすら泣きました。

もう喋ることも出来ず、ただ声を出して二人で泣きました。

そんな時にでもお腹の中で元気に動いていた私の赤ちゃん。。。

この子の死を親である私たちが選択しなければいけないかもしれないなんて、この世にほんとに神様はいるのかって思いました。

中絶を世の中にいっぱいしている人がいる中、私は赤ちゃんを産みたいのにどうして。。。

世の中、人殺しをしたり、悪いことをしている人がいる中、まだ純粋な私の赤ちゃんがどうして死ななければいけなのか。。。

もっと死んだ方がいい人なんて他にいっぱいいるってほんとに正直そう思いました。

ほんとにそれくらい辛かったんです。

くまつづくうさぎ



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